15歳でバイトは出来るのか?
「15歳でアルバイトは出来ますか?」という質問をよく耳にします。
中学校を卒業して、すぐにバイトを始めたいと思うとこの疑問が頭をよぎると思います。中学生はアルバイトが出来ないということは、何となく聞いたことがあると思いますが、中学卒業(中卒)後に15歳でもバイトは出来るのでしょうか?
4/1を過ぎれば15歳でもバイトが可能
結論から言えば、15歳でも4/1を過ぎればアルバイトが可能です。
労働基準法には以下のような記載があります。
児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで、これを使用してはならない
少々わかりづらい表現ですが、15歳の誕生日を迎えてから最初の3月31日がくるまでは働くことが出来ないということです。
つまり、中学を卒業してもすぐにバイトは出来ませんが、4/1からであれば高校入学前(春休み中)であっても働くことが出来るようになります。
よくコンビニやファーストフード店では、応募条件を15歳以上と記載している場合がありますが、このケースでも、4/1を過ぎていなければ働くことは出来ません。
ただ、法律・法令上は15歳でも働くことが出来たとしても実際にバイトに採用してもらえるかは別問題です。もちろん、15歳でアルバイトに採用されるケースもありますが、割合としては決して多くありません。特に高校入学前の春休み期間中は難しいでしょう。
15歳が働ける時間帯は?
15歳でバイトをすることは可能ですが、働くことが出来る時間帯には制限があります。22時~翌朝5時までは深夜時間帯にあるため18歳未満の人は働くことが出来ません。15歳も当然これに該当します。
また、「15歳で居酒屋でバイトが出来ますか?」という質問がよく聞かれますが、時間帯に注意すれば一応働くことは出来ます。但し、法律面で大丈夫でも実際に15歳の高校生を採用するお店は少ないでしょう。
15歳でも手軽に始めることが出来るバイト
「モニター」のように15歳でも手軽に始められるバイトもあります。ネット上でアンケートに答えたりするだけで報酬がもらえることが出来るので、金額は少ないですがちょっとした小遣い稼ぎにはなります。
15歳未満でも出来る仕事もある
こういった年齢制限には例外もあります。芸能関連の子役や新聞配達といった仕事であれば、15歳未満でもアルバイトが出来ます。但し、行政機関の許可が必要となります。