残業代・残業時間について

「サービス残業」や「残業代の不払い」といったニュースが度々話題となっていますが、残業についてきちんと理解しているでしょうか?

ここでは、残業について質問の多い、「アルバイトの残業代は出るのか?」「残業時間は何分単位で計算するのか」、「残業代(割増賃金)の計算方法」などについて解説します。

パートやアルバイトの場合の残業代

バイトやパートの場合は「残業手当が出ない」と思っている人もいるようですが、そんなことはありません。アルバイトや派遣であっても労働基準法に従って、残業代・残業手当は支払われます。

残業時間の計算方法 時間単位について

アルバイトの残業代についての質問でよくあるのは、何分単位でもらうことが出来るのかという点です。例えば、時給800円のバイトで40分残業したら、いくらもらえるのでしょうか?

本来であれば、1分単位でもらえる権利があります。40分残業したら、40分の残業代が支払われるべきです。ただ、実際はそのようになっていないケースが目立ちます。

多くの会社(お店)では、15分もしくは30分単位で計算しているところが多いようです。上記の40分残業の場合は、10分間がサービス残業になってしまうということですね。

こういったカットが、どうしても不満な場合は上司に相談してみるか、労働基準監督署に相談してみることも可能です。

残業代の計算方法 割増賃金について

残業代を計算する場合、まずその残業が時間外労働に当たるかどうかを確認する必要があります。

時間外労働とは法定労働時間を超える労働のことを指します。所定労働時間を超えて残業をしても法定労働時間を超えてなければ、時間外労働の扱いにはならないので注意しましょう。もちろん、所定労働時間を超えた分の給与は支払われますが、割増賃金の対象にはなりません。



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