日商簿記の正式名称や取得日の記載方法について
日商簿記検定の資格を持っている人は履歴書の資格欄に記入することになると思います。さて、履歴書には正式名称を書くように指導されたことがある人が多いと思いますが、日商簿記の正式名称は何でしょうか?
日商簿記の正式名称
正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。「日本商工会議所簿記検定試験」を正式名称だと思っている人も多いようですが、こちらが正式になります。
実際に履歴書に書く場合は?
「履歴書の資格欄は正式名称を書きましょう」と、よく言われるのですが、必ず正式名称でなくてはいけないという訳ではありません。
日商簿記の場合は名称が非常に長いため、このまま書いてしまうと逆にわかりにくいという事態になりかねません。そもそも「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」という名称が正式であることを知らない面接官も多いでしょう。
日商簿記の場合は、「日商簿記検定試験」もしくは「日本商工会議所主催簿記検定試験」といった形で書いてしまって構いません。2級の場合であれば「日商簿記検定試験2級」ですね。
「簿記検定」はNG
但し、「簿記検定2級」といった書き方は絶対に辞めましょう。簿記検定には日商以外にも全商(全国商業高等学校協会)簿記検定もあるため、「簿記検定」のみだと、どちらの資格であるかが不明なためです。
日商簿記は何級から書いてOK?3級は?
「日商簿記3級」を取得したけど履歴書に書いていいですか?という質問をよく耳にします。
基本的には2級から書くのが望ましいと言えます。3級は基礎的な知識を問うものであり内容も商業簿記のみですが、2級からは工業簿記、商業簿記両方を扱うことになります。1級もしくは2級を取得しておくといいでしょう。
履歴書に書く日付はいつ?
一般的に履歴書の日付欄には取得した年・月を記載する欄があります。この日付は試験日なのか合格した日なのか迷ってしまう人がいるかもしれません。
履歴書に記載する日付は合格証書に記載してある日にちですので間違わないようにしましょう。ちなみに日商簿記の場合は合格証書に記載されている日付は試験を実施した日です。
まとめ
日商簿記の「正式名称」、「何級から書けばよいのか?」、「取得日はいつ?」などについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?日商簿記の資格の書き方だけでも色々気になってしまう点は多々あります。必要以上に神経質になる必要はありませんが、出来るだけ正確に書くようにしましょう。