覚えておくと必ず役立つ「退職時に返すもの、受け取るものリスト」

会社を退職するときには、様々な重要書類や証明書の受け渡しがあります。

会社から必要書類や証明書を受け取らないと、失業手当の給付や転職先への書類提出といった退職後の自分自身の手続きが進みません。また、逆に会社に返却すべきものを持ち出してしまって、後からトラブルになることもあり得ます。

ここでは、そんなトラブルに巻き込まれないために、退職するときに、会社からもらうもの、返却するもののリストを作成しました。

退職のタイミングによっては、書類が必要となるのが退職から半年以上後になることもあるので、後から狼狽えることが無いように必要書類をしっかりと把握しておきましょう。

会社から受け取るもの

年金手帳

入社時に年金手帳を会社に預けている場合は会社から返却してもらいます。

年金手帳は、会社で保管せず個人管理となっている会社もあります。この場合は当然、会社から受け取る必要はありません。

源泉徴収票

源泉徴収票は、その年の年収や支払った所得税、保険料などがわかる書類です。

年内に次の会社に転職する場合は、年末調整で必要となるので転職先の会社に提出します。年内に就職先が決まらなかった場合でも、翌年の確定申告をする場合に必要となります。

雇用保険被保険証

雇用保険に加入していることを証明する書類です。

雇用保険の受給手続きに必要となるので、転職先の会社に提出します。また、転職先が決まっていない場合でも失業保険の手続きの際に必要となります。

離職票

正確には「雇用保険被保険者離職票」と言います。退職後10日以内に交付されるもので、退職後に会社から郵送されるか、受け取りに行くことになります。

失業給付の受給手続きの際に必要となる書類ですので、転職先が決まっていない場合は必ず受け取るようにしましょう。

健康保険被保険者資格喪失証明書

国民健康保険に加入する場合に必要となる書類です。

厚生年金基金加入者証

厚生年金基金に加入していた場合は会社から受け取るようにします。

会社に返すもの

名刺

自分の名刺を返却することは当然ですが、仕事で自分が受け取った取引先の名刺も原則としては会社に返却することになります。

制服、作業着

会社で使用してた制服や作業着がある場合は返却します。常識的には、洗濯・クリーニング後に返却しましょう。会社によっては、洗濯・クリーニングをせずに返却して別途、洗濯代を回収する場合もあります。

社員証

会社で使用していた社員証やID・セキュリティカードは会社に返却します。

健康保険被保険者証

健康保険は会社を退職するときに脱退することになります。その後は、自分で国民健康保険の加入手続きを行うか、転職先が決まっていれば次の会社の健康保険に加入します。

通勤定期券

定期券の扱いは会社によって異なります。定期券の返却を求められるケースもあれば、定期券の残り日数を日割り計算した額の返金を求められるケースもあります。

ちなみに、定期券を窓口に持っていても残り日数によっては換金してもらえないので注意しましょう。JR東日本の場合だと一ヶ月以内の場合は換金出来ません。

資料・書類

自分で作成した資料や書類であっても退職時には必ず全て返却します。



サブコンテンツ